いつもアイカサをご利用いただきましてありがとうございます。
この度アイカサは、より皆さまに愛されるブランドを目指しロゴ、傘、傘立てのデザインを一新いたしました。
今回は新しいアイカサが生まれる背景と、その6ヶ月以上に渡る過程を少しだけお見せします。
ぜひお読みいただき、新しいアイカサのロゴ・傘を覚えていただけたら嬉しいです。
今回のリニューアルプロジェクトの目的は主に2つありました。
1つ目は、アイカサの傘を使ってみたいと感じていただけるようなファッション性の高いアイテムにすることで、アイカサのビジョンである**「雨の日を快適にハッピーに」**を実現すること。
これまでも多様な傘デザインを作ってきましたが、アイカサとしてのデザインシステムを確立できていないことから統一性がなく、傘デザインに対する感じ方がご利用いただく方の好みに大きく左右されていました。今回のリニューアルによって、全体的にシンプルでユニバーサルなデザインにした他、傘の一部に統一範囲を設け、どの傘を選んでも「アイカサ」らしさを感じていただけるものにしました。
2つ目は、アイカサが目指している**「使い捨て傘0」**の社会に向けて、私たちから利用いただいている皆さまへの新しいメッセージを伝えていくことでした。
私たちは現状年間約8000万本ある使い捨て傘を0にするため、「傘がシェアされる時代」の実現を掲げています。これまではデザインの中ではあまり強く表現をしてこなかったのですが、昨今の気候変動によって一人一人の意識が重要になってきている今、私たちの意志をユーザーの皆さまにも伝えていきたいと思い、ロゴと傘デザインに吹き込むことにしました。
今回はロゴデザイナーのNatsumiさんにご協力いただきリニューアルを行いました。
ガラッと印象が変わりましたが、主に太さなどの視認性改善の観点と、新しく追加したかったサスティナビリティの要素の観点の2軸を盛り込んだロゴになっています。
ちなみに没案はなんとこんなに...!見返すと本当に色々ありました...笑
様々なアイデアから議論を重ね、細部まで調整して今回のロゴに至りました。
(Natsumiさんありがとうございました...!)
決め手はこれまでのロゴ同様、「傘」をモチーフにするべきという点と、今回の目的であるサスティナビリティの要素を入れる点で、傘×無限(∞)を掛け合わせた方向性に纏まりました。
その他メインカラーやサブカラー、「アイカサ」のタイプロゴまで数十を超える案を出し、その中から絞っていくというプロセスのもと、制作を進めていきました!
↑サブカラー(無限マークの部分)の選定。メインカラーとのバランスを検証しながら決めました。
↑フォントの選定。よく見ると細かな違いがあります。
傘も黒ベースから白ベースへと、明るく晴れやかな雰囲気のデザインに仕上がりました。
街に馴染むようスタイリッシュで気軽に手にとりたくなるような、ハッピーな気持ちになる傘を目指し、より安心に使用いただけるために機能面もアップデートを行いました。
多くの方が傘を差していると、たまに周りの傘の露先が体に当たったりすることがありますよね。
今回の傘は、露先が青色のポケットで覆われていて、相手に当たっても安全で傷つけにくい加工を行いました。デザインとしてもポケットが追加されることで滑らかなアウトラインになり、傘全体に優しい印象を持たせることができました。
(内側にはロゴを形成する傘と無限(∞)の方程式がワンポイントに。)
これまで企業様とコラボした様々な傘を制作してきましたが、その幅広さから一見アイカサの傘と分からないデザインも多く見受けられました。今回傘の数面を半円とアイカサアイコンに統一することで、どのデザインの傘を使用してもアイカサと分かる仕様にアップデートいたしました。アイカサを使うことが環境にやさしいアクションであり、かっこいいと思えること、そしてみんなが使っていることが認知できることで傘シェアが当たり前であることを、世の中にもっと伝えていきたいという想いが込められています。
黒ベースの傘では無地なのですが、今回の白ベースの布生地には薄く無限(∞)のテクスチャを入れています。ロゴとの一貫性を保ちつつ、傘から広がる未来への幅広い可能性を表しました。近くでじっくり見ると分かる薄めの入れ方になっているため、ぜひ利用する際はチェックしてみてください!
この傘デザインに至るまでにもたくさん案が...!調整を繰り返してなんとか決めることができました、、
ロゴももちろんですが、特に傘はユーザーさんが手にとって使うものなので、幅広く受け入れられながら、アイカサらしいデザインの最大公約数を狙えるよう意識しました。
制作の過程では、ユーザーさんにインタビューを行なったり、アンケートをすることで社内では出なかった意見がたくさん飛び交い、とても勉強になりました!
このような過程を経てアップデートされたアイカサのリブランディングデザインはいかがでしたでしょうか?
1人でも多くの方に「使ってみたい!」と思っていただくことで、アイカサという傘のシェアリングサービスが社会のインフラとなる未来が実現し、より良い社会づくりにつながると信じています。
まだ新しい傘の本数は少ないのですが、少しずつ皆さまの元へ普及させていくので、見つけた方はぜひ手にとってみてください。
まだまだ発展途上ですので、今後ももっとブラッシュアップされる可能性があります。
ぜひデザインの変遷も含め今後のアイカサを楽しみにしていてください!